経営事項審査の流れ|初心者向けに全体の流れを解説

目次

経営事項審査の流れ

経営事項審査は、いくつかの手続きを順番に進めることで完了します。初めての場合は全体像が分かりにくいですが、流れを整理して理解することで対応しやすくなります。

ここでは、実務で一般的とされる経営事項審査の流れについて、順を追って説明します。

前提条件

経営事項審査を進める前に、建設業許可を取得している必要があります。建設業許可がない場合は、まずその取得から始めることになります。

また、経営事項審査は決算内容をもとに評価が行われるため、事業年度ごとに手続きを行うのが基本です。特に公共工事への参加を継続する場合は、毎年のスケジュール管理が重要になります。

経営事項審査の費用・期限

経営事項審査は複数の手続きで構成されており、それぞれに費用が発生します。

主な費用は、経営状況分析の手数料(約1万円前後〜)と、経営規模等評価申請の手数料(業種数に応じて加算)です。これらを合わせると、全体で2万円以上となるケースが一般的です。

また、審査結果の有効期間は、審査基準日から1年7か月です。この期間を過ぎると結果は失効するため、継続して公共工事に参加する場合は、毎年の手続きが必要となります。

経営事項審査の具体的な流れ

決算変更届の提出

最初のステップは、決算変更届の提出です。

これは、事業年度終了後4か月以内に提出が必要な書類で、会社の最新の経営状況を行政庁へ報告するものです。経営事項審査においても、この内容が基礎資料となります。

特に重要なのが「工事経歴書」です。どのような工事を、どの業種で行ったかを示す書類であり、申請する業種との整合性が求められます。契約書や請求書などを確認しながら、正確に作成することが重要です。

経営状況分析申請

次に行うのが、経営状況分析申請です。

これは、会社の財務状況をもとに経営状態を数値化する手続きです。分析は、国土交通大臣の登録を受けた専門機関が行います。

申請には、財務諸表(貸借対照表や損益計算書など)を中心とした書類が必要となります。これらは決算変更届と共通するものも多いため、事前に整理しておくとスムーズです。

分析が完了すると、「経営状況分析結果通知書」が発行されます。これは次の手続きで必要となる重要な書類です。

経営規模等評価申請

経営状況分析の結果が出た後に行うのが、経営規模等評価申請です。

この段階では、企業の規模や技術力、労働環境などを総合的に評価します。具体的には、完成工事高(売上高)、技術職員数、社会保険の加入状況、安全管理体制などが審査対象となります。

必要書類には、工事経歴書、技術職員名簿、各種証明書類などが含まれます。書類の種類が多いため、事前に準備を進めておくことが大切です。

なお、申請できる日程や受付方法は都道府県ごとに異なるため、事前に確認しておく必要があります。

結果通知書の受領

審査が完了すると、「総合評定値通知書」が交付されます。

この通知書には、いわゆる経審点(総合評定値)が記載されており、企業の評価結果を数値で確認することができます。

この書類は、入札参加資格の申請や次年度の経営事項審査でも使用するため、大切に保管しておく必要があります。

入札参加資格審査の申請

経営事項審査の結果を取得した後は、各発注機関への入札参加資格審査の申請を行います。

申請先は、国、都道府県、市区町村、独立行政法人など、参加を希望する発注機関ごとに異なります。

審査を通過すると、入札参加資格者名簿に登録され、対象となる公共工事の入札に参加できるようになります。

経営事項審査の流れを理解するメリット

手続き全体を把握できる

経営事項審査は複数の段階に分かれているため、全体の流れを理解しておくことで、どのタイミングで何を行うべきかが明確になります。

特に、決算変更届や経営状況分析などは期限が決まっているため、事前に把握しておくことでスムーズに対応できます。

書類準備の効率が上がる

必要書類は各手続きで重複するものも多くあります。流れを理解しておくことで、まとめて準備することができ、手続きの負担を軽減できます。

例えば、財務諸表や工事経歴書は複数の場面で使用されるため、最初の段階で正確に整えておくことが重要です。

継続的な対応がしやすくなる

経営事項審査は一度で終わりではなく、毎年継続して行うケースが一般的です。

流れを理解しておくことで、次年度以降のスケジュール管理がしやすくなり、期限切れを防ぐことにもつながります。

経営事項審査の手続きは、一見すると複雑に感じられるかもしれません。しかし、各ステップの役割と順序を理解することで、全体像は整理しやすくなります。

まずは流れを把握し、自社のスケジュールに合わせて準備を進めることが大切です。そうすることで、無理のない形で経営事項審査に対応することが可能になります。

畠中行政書士事務所

まずは、全体の流れを理解し、それから各ステップ毎に詳細について準備なさることをオススメします。

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